健康診断で異常を指摘された方・要再検査の方へ

以下のいずれかに該当する方は、ぜひ当院にご相談ください

以下のいずれかに該当する方は、ぜひ当院にご相談ください

  • 健康診断で再検査が必要とされているにも関わらず、そのままにしている方
  • 健康診断で何らかの異常が見つかり、指摘されているが、自覚症状がないため検査を受けていない方
  • 毎年健康診断は受けているが、詳細なチェックまで気を配っていない方

健康診断の結果をきちんと確認していますか?

健康診断の結果をきちんと確認していますか?健康診断で異常が指摘されているのに、専門用語が分からず症状も感じないためそのままにしている方はいませんか?
また、健診結果に「異常あり」の表記があると、どうしても不安を感じてしまう方も少なくないでしょう。

健康診断の結果の見方

健康診断では、各検査項目が「異常なし」「軽度異常」「要再検査(生活改善)」「要精密検査」「要治療」「治療中」の6つの判定区分に分けられます。

異常なし 検査結果に問題は見られません。来年も定期的に健康診断を受けましょう。
軽度異常 緊急性はありませんが、軽度の異常が認められます。普段の生活を見直し、次の健康診断で改善を目指しましょう。気になる症状があれば医師に相談してください。
要再検査
(生活改善)
検査で異常が見つかりました。すぐに治療が必要な状態ではありませんが、専門医の診断を受けてください。
要精密検査 更に詳細な検査が必要です。速やかに専門医を受診し、指示に従ってください。
要治療 早急に治療が必要です。直ちに医療機関を受診し、適切な治療を開始してください。
治療中 現在治療を受けている場合、主治医の指示に従い続けてください。

※検査で「異常なし」と判定されても、何か気になる症状があれば、専門医を受診し適切な対応を取りましょう。

各検査項目について

血圧

高血圧の基準は家庭血圧で 135/85mmHg 以上、診察室血圧では 140/90mmHg 以上と定義されています。 一方で正常血圧の定義は家庭血圧で 115/75mmHg 以下、診察室血圧では 120/80mmHg 以下とされています。わが国の高血圧者数は約4300万人と推定され、そのうち2/3が140/90mmHg以上です。120/80mmHgを超えて血圧が高くなるほど、脳心血管病、慢性腎臓病などの罹患リスクおよび死亡リスクは高くなります。
高血圧は動脈硬化の第一の危険因子であるため、適切な治療をしないまま何年も放置しておくと、心筋梗塞や脳血管障害などを引き起こす可能性が高くなります。降圧薬を飲むことで脳血管疾患を約40%、心筋梗塞を約20%減らすことが証明されています。健診で毎回測定値が違う、毎回高血圧と診断される場合はできれば自宅で測定してみましょう。また、毎回高血圧と診断される場合は一度受診することをお勧めします。

主な症状 無症状が多いですが、頭痛、めまい、肩こり
検査で分かる
病気・異常
動脈硬化・ホルモンの異常分泌・腎機能低下など
検査方法 血圧測定、動脈硬化測定(CAVI)、心電図、レントゲン、血液検査、尿検査

空腹時血糖値

空腹時血糖とは、10時間以上食事をとらない状態で測定した血糖値のことを指します。
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことで、食事や運動、入浴などにも影響を受けるため、常に一定ではありません。
一日のうち最も食事の影響を受けず、生活リズムのなかでも変動しにくいタイミングで測定した値が空腹時血糖値です。血糖値は血液中のブドウ糖濃度を示し、高すぎると多くの合併症のリスクがありますが、低すぎる場合も同様に危険です。低血糖になると、血糖値を上げようとして震えや動悸などの症状が出ます。一方、高血糖が慢性化すると動脈硬化を引き起こし、糖尿病をはじめとするさまざまな病気を発症するリスクが高まります。
空腹時の血糖値は99mg/dL以下が正常で、100~109mg/dLは正常高値、110mg/dL以上で高値となります。合わせて健診の項目にHbA1cが測定されている場合は、糖尿病と診断できる事もあります。
空腹時の血糖値が100~109mg/dLと正常高値の場合は、正常の方もいらっしゃいますが、糖尿病予備軍の方(境界型)もいらっしゃいます。今後、糖尿病になってしまう可能性が考えられますので、日頃の生活習慣の見直しが大事になってきます。正確な診断のためには、ブドウ糖負荷試験やHbA1cの検査が必要になります。
また110~125mg/dLの場合は、糖尿病である可能性があり、今回が初めてであれば、糖尿病でない可能性もありますが、糖尿病の症状があったり、HbA1cが6.5%以上であったり、すでに目に合併症が出ている場合は、糖尿病です。
HbA1cが6.5%未満で、症状がない場合でも、糖尿病の可能性が高いため、早めに医療機関を受診しましょう。

主な症状 脱水・倦怠感
検査で分かる
病気・異常
糖尿病・動脈硬化に伴う脳梗塞、心筋梗塞・網膜症・腎症・神経障害
検査方法 血液検査(糖代謝)、尿検査
結果項目 HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)、HOMA、Cペプチド、尿糖、尿蛋白

コレステロール

脂質は体になくてはならない重要な栄養素の1つです。血液中に含まれる脂質を血中脂質といい、主なものはコレステロールと中性脂肪です。コレステロールは細胞膜を構成する成分であり、ホルモンや胆汁酸などの原料にもなっています。また、中性脂肪は脂肪組織に蓄えられてエネルギー貯蔵庫としての役目や、皮下脂肪となって体温の保持、衝撃から体を守るクッションの役目を果たしています。通常、血中脂質は一定の量に保たれるよう調節されています。
脂質異常症とは、体の中で脂質がうまく処理されなくなったり、食事からとる脂質が多すぎたりして、血中脂質が基準値から外れる病気です。
LDL-コレステロールには肝臓に蓄えられたコレステロールを全身へ運ぶ働きがあります。また、HDL-コレステロールには余分なコレステロールを全身から回収し、肝臓へ戻す働きがあります。
HDL-コレステロールは動脈硬化を進行させないように働く一方で、LDL-コレステロールは増えすぎると血管壁にたまり、アテローム硬化というタイプの動脈硬化を進めることから、HDL-コレステロールは「善玉コレステロール」、LDL-コレステロールは「悪玉コレステロール」とよばれています。

総コレステロール

コレステロールは細胞やホルモンを作る大事な役目を果たしている脂肪の一種ですが、多くなり過ぎると動脈硬化を引き起こします。

HDLコレステロール

余分なコレステロールを全身から回収し、肝臓へ戻す働きがあります。HDL-コレステロールは動脈硬化を進行させないように働くため「善玉コレステロール」と呼ばれています。適度のアルコール摂取と有酸素運動により増加し、逆に喫煙、運動不足、肥満により減少します。

LDLコレステロール

肝臓に蓄えられたコレステロールを全身へ運ぶ働きがあります。増えすぎると血管壁にたまり、アテローム硬化というタイプの動脈硬化を進めることから、「悪玉コレステロール」とよばれています。

中性脂肪

本来なら身体のエネルギー減となりますが、血中で多くなり過ぎると、動脈硬化を進める可能性があります。太り過ぎや食べ過ぎ(甘いもの・油もの等)、アルコールの飲み過ぎ、運動不足によって高い数値が出ることがあります。

主な症状 高脂血症・脂質異常症
検査で分かる
病気・異常
動脈硬化
結果項目 総コレステロール・中性脂肪・HDL-コレステロール・LDL-コレステロール

総コレステロール、LDLコレステロールは40歳代までは男性が高値ですが、50歳代以降は閉経の影響で女性のほうが高くなる傾向にあります。またHDLコレステロールはほぼ全年齢層で女性が男性よりも高い傾向にあります。中性脂肪は男女ともに加齢とともに上昇します。このように脂質異常症は、脂質の種類により性差や年齢差がみられます。とくに女性では閉経によりエストロゲンが減少する影響が大きいと考えられます。男性では、肥満や加齢の影響が考えられます。
LDLコレステロール値と冠動脈イベント発症率はほぼ直線的に比例関係にあることがわかっています。つまり、LDLコレステロールの上昇は、将来の冠動脈疾患の発症や死亡を予測すると考えられています。
日本人でもLDLコレステロール140mg/dl以上で冠動脈疾患の発症リスクが2倍以上になることが明らかになります。
またいくつかの大規模研究でもHDLコレステロールの低下は、将来の冠動脈疾患や脳梗塞の発症や死亡を予測することが示されています。
空腹時、非空腹時にかかわらず中性脂肪値の上昇は、将来の冠動脈疾患や脳梗塞の発症や死亡を予測するという多くの研究報告があります。
基準値より少し高かっただけとそのままにせず、かかりつけ医に相談して、必要に応じて治療を始めていきましょう。

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームは糖尿病などの生活習慣病に繋がる前状態であり、脳や心臓などの重要な器官に重篤な合併症を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。

主な症状 生活習慣病、高脂血症・脂質異常症、高血糖など
検査で分かる
病気・異常
心筋梗塞や脳卒中など
検査・
結果項目
腹囲・BMI(体格指数)・体脂肪率・血圧・尿糖・トリグリセライド(中性脂肪)・HDL-コレステロール・LDL-コレステロール・血糖値・ヘモグロビンA1c・肝機能

尿検査

尿検査は泌尿器系の病気や、心臓病、糖尿病などの健康状態を把握するために行います。

検査で分かる
病気・異常
腎臓病、膀胱などの泌尿器の病気、心不全、糖尿病
検査方法 採尿検査

尿酸値

尿酸は体内でプリン体が分解される際に生成される老廃物で、プリン体を含む食べ物(魚卵やビールなど)の過剰摂取や尿酸の排出機能の低下によって、尿酸値が上昇します。

検査で分かる
病気・異常
高尿酸血症・痛風・尿路結石
検査方法 血液検査

肝機能

肝臓は栄養の吸収、毒素の除去、消化液である胆汁の生成など、体の基本的な代謝活動を支える重要な機能があります。

検査で分かる
病気・異常
急性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝がん
結果項目 AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP

AST(GOT)、ALT(GPT)

これらは肝細胞で生成される酵素で、肝臓が損傷を受けると血流に放出されます。これにより、肝臓の健康状態を判断する指標となります。

γ-GTP

この酵素は主に胆管で生成され、肝臓や腎臓、膵臓にも含まれています。胆管の詰まりや肝臓などに損傷がある場合、血中に放出されるため、肝機能の指標に役立ちます。アルコールの摂取が多い場合も値は高くなることがあります。

貧血

貧血は血中の赤血球が運ぶヘモグロビンの量が不足している状態です。

主な症状 体がだるい・疲れやすい・顔色が悪い、動悸・めまい・息切れ・立ちくらみ、爪が割れやすい、舌のただれ
検査で分かる
病気・異常
鉄欠乏性貧血、心不全、白血病、出血、肝疾患、腎疾患
検査方法 血液検査

心電図

心電図は、心臓が動くために使われる電気的活動を波形として表示する検査方法です。これにより、心臓の電気伝導システムの健康状態を評価することができます。

主な症状 体がだるい・疲れやすい・顔色が悪い、動悸・めまい・息切れ・立ちくらみ、爪が割れやすい、舌のただれ
検査で分かる
病気・異常
虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)・不整脈・心筋症
検査方法 心電図検査、ホルター心電図

胸部レントゲン

胸部レントゲンはX線を使用して胸部の、特に肺や心臓、横隔膜などの臓器の異常を検出する検査手段です。

検査で分かる
病気・異常
肺炎・肺結核・心不全・気胸・肺気腫・肺がんなど
検査方法 胸部レントゲン検査

不安な場合は再検査をお勧めします

不安な場合は再検査をお勧めします定期的な健康診断は、自身の健康状態を知り、病気の早期発見や予防に役立ちます。これにより、健康の維持と向上、生活習慣の改善にもつながるため、健康寿命を延ばすことにもつながります。
また、当クリニックでは、WEBからの予約が可能で、お待たせすることなくスムーズに診療を受けることができます。 健康診断の結果で「軽度異常」や「要再検査」などの判定を受けた方は、待ち時間を最小限に抑えるために、診療予約をしてください。

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