花粉症のお薬は内科クリニックでも診療できます!

花粉症で辛い方へ

上記のような症状でお悩みの方は一度、医療機関を受診されることをおススメいたします。花粉症は、皆さんのQOL(生活の質)を大幅に下げます。さらに、花粉症の方は毎年、春や秋になると慢性的に症状が出ます。せっかくポカポカ陽気なので外に出たいと思っても、花粉症が辛くて外に出るのを躊躇うことも多くあるかと思います。ぜひ、ご自身の合うお薬を見つけて、花粉症のシーズンも気兼ねなく外出できるようにしましょう!

花粉症は耳鼻科だけでなく内科でも診られます

花粉症はアレルギー性の疾患で、主に鼻や目に症状が現れますが、場合によっては気管支にも喘息症状として現れることがあります。そのため、耳鼻科や眼科など部位によって異なる診療科に分かれているわけではなく、アレルギーという共通の要素に注目し、内科で診療されることが多いです。

ただ、花粉症には個人差があり、症状も様々です。そのため、医療機関の間で協力し合い、専門医と協力して診療にあたることがあります。

花粉症は季節的なもので、特に春先に多く発生します。症状がひどい場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。桜のみち内科クリニックでも花粉症患者の受け入れを行っておりますので、お近くにお住まいの方は下記よりweb予約を取得いただきご来院ください。

花粉症の原因

スギ花粉花粉症の原因は、植物の花粉に対する過剰な免疫反応にあります。人間の免疫システムは、本来、体内に侵入した異物や病原体を排除するために働くものですが、花粉症の場合は、本来有害でない花粉にまで反応してしまうのです。

具体的には、花粉が体内に侵入すると、免疫細胞の一種である「好塩基球」が増加し、ヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症性物質が放出されます。この結果、鼻や目の粘膜が腫れ上がり、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が現れるのです。

また、花粉症の発症には、遺伝的素因も関係しています。花粉症の親を持つ人は、花粉症にかかるリスクが高いとされています。

花粉症を引き起こす主な原因としてスギ、ヒノキ、ブタクサ、イネ科などの花粉が挙げられます。これらの花粉の飛散量は、気象条件によって異なり、暖かく乾燥した日や風の強い日などに多く飛散する傾向があります。

花粉症の検査

花粉症の方は、まずアレルギー検査を行い、正確なアレルギー原因の特定と、それに基づく適切な治療法を選択することが大切です。

花粉症の症状は、スギやヒノキなどの木の花粉、ヨモギやタンポポなどの草の花粉、ハウスダスト、ペットの毛やダニなど、様々なアレルゲンによって引き起こされることがあります。症状の原因となっているアレルゲンを特定することができたら、適切な治療法を選択できます。例えば、アレルギーの原因がスギ花粉であれば、スギ花粉に効果のある舌下免疫療法を行い、花粉の症状を抑えるという対策ができます。

桜のみち内科クリニックが、花粉症の方へ行っている検査を紹介します。

MAST36

「MAST36」という検査は、1回の採血で36種類のアレルゲンを特定することができます。樹木、草、室内関連、動物、カビ、食べ物など、幅広い種類のアレルゲンを網羅しているため、症状の原因を特定するのに有効です。この検査は、保険が適用されるため、自己負担額は5,000円程度に抑えることができます。この検査を受けることで、症状の原因を特定し、適切な対処法を見つけることができます。検査結果が出るまで1週間ほどかかります。
※小児の方(0歳∼小学生以下)は無料でこちらの検査が受けられます。

イムノキャップラピッド

「イムノキャップラピッド」とは、アレルギー反応を引き起こす可能性のある8つのアレルゲンに対する感受性を調べる検査です。検査では、患者の皮膚に微小な傷をつけ、アレルゲンを含んだ溶液を塗布して反応を観察します。8つのアレルゲンには、スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、シラカンバ、ダニ、犬や猫の皮屑が含まれています。検査結果に基づいて、アレルギー症状を引き起こす可能性のある物質を特定し、適切な治療法を決定することができます。20分で結果が分かるので、「その場で診断し、その場で適切な治療のご提案が可能です」

花粉症の治療

花粉症の治療には、症状の程度に応じて薬物療法や免疫療法が用いられます。

薬物療法

薬物療法では、抗ヒスタミン薬やステロイド薬などの内服薬や点眼薬、鼻スプレーなどが使用されます。これらの薬は、炎症を抑えたり、アレルギー反応を抑制することで、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状を軽減する効果があります。

免疫療法

免疫療法としては、アレルギー原因物質に対する免疫力を高める「減感作療法」があります。減感作療法では、アレルギー原因物質を少しずつ投与し、免疫力を高めることで、アレルギー反応を起こさなくなるようにします。
この治療法は、治療期間が長く、費用も少々高くなりますが、花粉症の重症化を予防することができるため、有効な治療法とされています。ただし、個人差が大きく、効果が現れるまでに時間がかかるため、早めの治療が必要です。当院では「減感作療法」として「舌下免疫療法」をおすすめしております。

舌下免疫療法(SLIT)とは、アレルギー症状を改善するための治療法の一つで、アレルギーの原因となる物質を少量から投与し、体を慣らしながら徐々に増量・高濃度へ移行させ、アレルゲンに反応しにくい体質へ変えていく治療方法です。
この治療法の対象者は、スギ花粉やハウスダスト(ダニ)でアレルギー症状がある方で年齢の制限は特にございません。ただし、スギ花粉の方の治療開始時期は6月∼12月になりますのでご了承ください。

※下記に該当する方は本治療を行えませのでご了承ください。

  1. β阻害薬使用中の方
  2. 治療開始時に妊娠されている方
  3. 不安定な喘息を患われている方
  4. 以下のご病気を患われている方
    悪性腫瘍、自己免疫疾患、免疫不全症、慢性感染症
    重い心臓の病気・肺の病気・コントロールの悪い高血圧症
  5. ステロイド薬・抗がん剤使用中の方
  6. 5歳未満の方

舌下免疫療法(SLIT)の手順は、以下のようになります。

STEP1:医師による診断とアレルゲンの特定

まず、医師による診断を受け、どのアレルゲンに反応しているかを特定します。アレルギー症状がある場合は、検査によってアレルギー反応を起こすアレルゲンを特定します。

STEP2:舌下投与の開始

アレルギー検査でスギ花粉もしくはハウスダスト(ダニ)によるアレルギー症状と認められた場合は、舌下免疫療法を開始いたします。
舌下免疫療法では、治療薬を舌下(舌の裏)に含み、1分間そのまま保持し、その後に飲み込みます。飲み込んだあとの5分間は、うがいや飲食を控えていただきます。
この治療を1日1回行います。
自宅で服用でき、維持量となり症状が安定していれば、月1回の通院で治療が可能です。

STEP3:継続的な投与

定期的に舌下投与を継続します。投与期間は3年〜5年を推奨しております。

STEP4:定期的な診察

治療中は、定期的に医師の診察を受け、アレルギー症状の改善状況や副作用の有無を確認します。

舌下免疫療法は、自宅での投与が可能であり、投与量や投与頻度を自分で管理することができますが、医師の指示に従い、正しい方法で行うことが重要です。

桜のみち内科クリニックでは、花粉症の患者様のQOLを少しでも上げられるように、検査を通して症状の原因を特定し、その原因にあったお薬をすぐに処方させていただきます。「花粉が飛ぶ季節は嫌だ」というお悩みをお持ちの方は、お気軽にご来院ください。当院では24時間webより診療の予約を受付ておりますので、ぜひご活用ください。

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